教育ニーズに合わせて”教育”

子供

激化する子供の「習い事」事情

少子化という社会問題がある一方で、業界全体は拡大傾向にあるのが子供の「習い事」業界です。

社会全体の業務が高度化してきていることと厳しい就職においては高い学歴であるかどうかということが成否を分けるということもあり、子供の時から習い事をして基礎的な学力や特技を作っておくということが重要視されてます。

習い事にも様々な種類があり、学校の勉強とは別に受験対策をするための学習塾から、本格的なコーチを付けて行うスポーツ系、その他英会話や習字、そろばんのような技能を身につけることができる習いごとまで様々です。

子供を対象とした塾や習いごと産業ではかなり厳しい業界内競争が起こっており、どういった内容のものをいくらで提供できるかということでそれぞれに独自の工夫を打ち出しています。

子供の基礎能力を育てるものが人気

親の立場にしてみればできるだけ学校の成績が高くあって欲しいと思うところです。

ですがよほど幼少期から名門校に入れたいという富裕層でもないかぎり、義務教育として中学校までは地域の学校で学習をすることはできます。

学校の勉強は小中学校くらいまでなら特に毎日何時間も勉強をしなくても、基礎的な思考力があればなんとなくよい成績はとれてしまいます。

逆に言うと小中学校の時から受験対策として特定の傾向のある「問題と答え」をセットで覚えさせる教育はむしろ効果が薄く、年齢が高くなるほど思考力が養われず苦労をすることになります。

そういう意味で今教育業界で人気が高まっているのがキッズカルチャーなどとしての複数の文化学習をすることによる多面的な能力向上です。

読書や英会話の基礎、作文、ロボットづくりなど子供が興味を持ちそうな項目を複数体験させることにより、将来の進路を子ども自身で考えやすくするという効果があります。

今後ますます増加することが予想される分野なので、総合学習にしてもどういった方法でアプローチしていくかが新たなビジネスモデルの鍵となります。