仕事のコミュニケーションを支えるSlackのビジネスモデル

・世界的シェアナンバーワンの「Slack」の魅力とは?

ビジネスの場面でSkypeなどのコミュニケーションツールを活用する企業はとても多いですが、こうしたツールの中でチャットシステムが活用されることも多々あります。
チャットシステムも数多く存在し、中でも世界的に大きなシェアを誇るのが「Slack」です。

Slackはアメリカで開発されたサービスで、ほかに展開されているチャットシステムと似た機能も多いですが、Slackだから使いやすいという面もいくつかあります。
リアルタイムでやり取りできるのはほかのチャットシステムでも同様で、これは都度メールでやり取りするよりもはるかにスムーズなので活気的ですが、Slackならではの使いやすさというと、ファイル共有や検索などの機能が使いやすいという点ではないでしょうか。

過去のメッセージのやり取りで、必要な情報を検索したいとき、Slackはとてもスムーズに行えます。
ビジネスで使用する場合、似た単語や表現を使用していることが多いので、必要な情報を見つけにくいことがありますが、Slackなら検索内容を確認しやすいので、必要な情報をすぐに見つけることが可能です。

また、ファイル共有においてもSlackは優秀。
企業では共有するファイルをファイルサーバーに格納して共有することが多いですが、それだと数が増えてきたときに見つけにくいですし、ファイルサーバーにアクセスする手間がかかります。

Slackは直接ファイルをシステム内で共有することができるほか、画像であればサムネイル表示されるのでローカルにダウンロードして展開しなくてもどの画像かを確認することができるので、とても便利です。

・ライセンス数に応じた利用しやすい課金形態も人気

Slackの収益は、有料サービスの提供によって発生しています。
サービス内容がいくつか分かれていて、基本的なサービスについては無料で使用することができ、さらに便利な機能を使いたいというときは、課金をしてそのサービスを利用するという流れです。

しばらく利用し、使い心地がよいことを確認した上で有料サービスに加入することができるので、ユーザーも安心して有料サービスを使用開始できます。
また、ライセンス数に応じた料金体系を採用しているため、必要な分だけ課金すればよいという良心的な料金設定も好評です。

こうしたわかりやすく無駄のない料金設定を採用していることで、有料サービスへ移行するユーザーはとても多く、順調に収益を上げることができています。
ちなみに、すべてのSlackユーザーのうち3割は有料サービスを使用しているそうです。
安心して利用できる優良なサービスは、スムーズな課金につながっていくよい例だと思います。