今はビジネスの変革期
経済は生き物というふうに表現をされることもありますが、常に同じ形ではなく時代や景気によって大きく形が変わっていくということからそのように言われます。
現在の日本の経済は大きな変革期を迎えており、かつてのビジネスモデルでは営業運営をしていくのが難しいという状況になっています。
過去にもビジネスの変革期は何度か起こっており、その都度新しいビジネスを提案することができた企業が台頭をし、逆に古い方法にしがみつき続けた企業が倒産や廃業の危機に瀕してきました。
日本国内では過去に「高度成長期」と「バブル期」という2つの急激な経済的発展を伴う時期を経験してきました。
一方で「バブル崩壊」と「リーマンショック」というその急激な発展の反動で起こった大きな落ち込みの時期を経験しており、残念なことにそれらのダメージから完全に立ち直ることができずにいます。
景気がよい時期というのはある意味誰がどんなことをしても成功をする確率が高いということになりますので、高度成長期やバブル期に大きく業績を伸ばした企業の全てが後の長期にまで継続をすることができる秀逸なビジネスモデルを構築することができていたというわけではありません。
逆に現在のように景気が落ち込んでしまっている時期では、思いつきや勢いだけのビジネスモデルで成功をする可能性は極めて低いということになります。
今後もしばらくは厳しい状況が続くことが予想されている現在においては、起業をする人や経営に携わる人だけでなく、社員として業務をしていく人たちにとってもビジネスモデルの意識を持つことが求められてきます。
職業としてのコンサルタントの増加
そうしたビジネスモデル変革期において急増をしていったのが「コンサルタント」という業務です。
経営コンサルタントという仕事が名称として世間的に多く登場し始めたのはだいたい2010年ころからのことなのですが、なんとその後5年の間にコンサルタントとして起業した法人もしくは独立開業をした個人の数は約2倍になっており、顧客として利用をしている企業数は約4倍にまで膨らんでいます。
もっとも経営コンサルタントという仕事では、弁護士や司法書士のように特定の資格を取得しなければ営業をしてはいけないというような制限がなく、誰でも自ら「経営コンサルタント」と名乗ればその日から仕事をすることができるということから、流行に乗って思いつきで始めた人も少なくありません。
しかし有名経営コンサルタントとして多くの顧客を集めた法人や個人は過去に銀行などの金融関連業や法律業、会計業をしてきた実績を生かしており、実力主義であるがゆえに単純に資格や営業手腕だけではやっていけない厳しい世界です。
今後自社のビジネスモデルを再構築することを考えている企業や個人の方はそうしたプロのコンサルタントに依頼をするのもよい方法ですが、そのときにはきちんと実績のある信頼できるところを選定していくようにしてください。
自社の状況に応じたソリューションを
経営コンサルタントに依頼をするなど企業内での業務を改革しようとするときには、必ず「ソリューション」という言葉が登場してきます。
「ソリューション」とはそのまま訳すと「問題解決をする」「解答を得る」といった意味となります。
コンサルティングの場面で登場するときにはもう少し詳しく、業務上起こっている問題を解決するための手段を探したり、よりリスクを低減できる業務の効率化を推進するという意味で用いられます。
これからのビジネスモデル構築にはこの「ソリューション」という考えこそが最も問題で、現場で仕事を行う人たちが自ら考え、自分の業務の改善方法はないかという意識を持っていくということが求められていくと言えます。
このサイトでは現在伸び始めている新しいビジネス方法を紹介していくとともに、業務改善のためのヒントになる情報を集めていきます。