ITコンサルタントとは

ITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントという言葉を耳にする機会も増えましたが、ITコンサルタントという職業をきちんと理解している人はどれほどおられるでしょう。
ITコンサルタントとは、その名の通りIT技術を使って、問題解決のためにコンサルティング業務を行う仕事です。
所属するITコンサルファームによって異なりますが、主な業務は企業の経営戦略のためのIT戦略、IT企画の提案などです。

従来のシステム導入に関するコンサルティングのほか、最新IT技術を用いたコンサル業も行っており、イノベーション支援やスポーツ業界におけるIT活用など幅広い分野で活躍しています。
システムの導入や構築、企画の実行などは別に協業するケースもありますが、あらゆるIT系サポートを請け負うファームも存在します。
ITを使っていかにクライアントの業績や収益を上げることができるかが、ITコンサルトの腕の見せどころと言えるでしょう。

ITコンサルタントの気になる給与

ITコンサルタントの給与や年収は、実績年数、役職、年齢、企業によって大きく変動します。
コンサル経験3年までの30歳以下のコンサルトの場合、給与500万~700万円、賞与は給料の1~2割が相場です。
経験0~6年の25~35歳のシニアコンサルタントなら700万~900万円、賞与は同じく1~2割、年数2~10年のマネージャークラスになると、28~40歳の場合で900万から1,400万円と大きく幅ができ、賞与は同じく1~2割となります。

35歳以上で7年以上のコンサル経験があるパートナーの場合、固定給与は2,000万以上にもなり、賞与は業績次第ということになるでしょう。
これらの数値はあくまで目安となりますので、ITコンサルトに転職を検討される方は目安として参考にしてください。

ITコンサルタントに必要な能力とは

ITコンサルトに必要なものは、ITの知識と経験は当然のことながら、コンサルタントとしての適性も重要なポイントになります。
まず知識と経験は必須であり、プログラミングやITツール、ソリューションのための知識、IT業界におけるプロジェクト経験が必要です。
IT戦略・企画、システム設計・開発・導入から運用や保守にいたるプロセスにおいて経験が求められるでしょう。

コンサルタントの適性とは、論理的な思考力やフットワークの軽さ、マネジメント力、資料作成能力といったスキルです。
また、あらゆる層のクライアントに接してクライアントの意思や思いを正しく読み取るためには、わかりやすく説明して意思疎通を図るためのコミュニケーション能力や問題解決に導く能力、経営的視点なども必要となります。
最初から適正能力がなかったとしても、そのポテンシャルがあると判断されれば採用されます。