・その個性が注目される「楽天」のビジネスモデルとは
インターネットで買い物をしたことがある人で、「楽天」を利用したことがないという人はいないのではないかと思うほど、インターネットショッピングでは楽天の知名度が高いです。
インターネットショッピングをただ利用しているだけだと、楽天のビジネスモデルがどれほど個性的であるかということがわかりにくいのですが、楽天市場はサイトにアクセスすると、さまざまなおすすめ商品などの表示があった上で、検索窓が表示されています。
この検索窓に欲しい商品の名前を入力して検索することで、該当する商品の一覧が表示されますが、気になった商品をクリックすると、楽天内で運営されているショップのページに飛びます。
これこそが楽天ならではの発想で、自社サイト内でそれぞれのショップが自分のショップサイトを運営しているというのは、とても新しい発想です。
これは世界的にも注目されているビジネスモデルだそうで、全世界でもこうしたビジネスモデルを採用する企業は増えてきているのだとか。
また、楽天が先駆けとなった「ポイント付加システム」も実に画期的です。
商品を購入すると、その金額に応じてポイントが付与され、獲得したポイントは1ポイント1円として楽天内のサービスで利用できます。
楽天市場だけでなく、楽天トラベルなど楽天内のサービスであればさまざまな場所で利用できるので、活用範囲が広いのも特徴です。
・インターネットからリアルの世界に広がるビジネスモデル
「楽天トラベル」や「楽天証券」」、「楽天銀行」など、インターネット内でのビジネスは数多くありますが、最近ではリアルの世界にも楽天のサービスが広がってきています。
そのひとつが「楽天Edy」。
実際の買い物に楽天Edyを使用することで、リアルでも楽天スーパーポイントを貯めることができるので、さらにポイントが貯めやすくなりました。
電子マネーを導入している店舗では、多くが楽天Edyと提携しているため、例えばコンビニでの買い物などに楽天Edyを利用すれば、その金額に応じて楽天スーパーポイントが付与されるというシステムです。
さらにポイントがためやすくなることで、楽天の利用者が増え、売上も伸びていく上に楽天ショップの加入者も増えていくという、よい循環が出来上がっていきます。
ショップの出店費用も当然収益になりますので、よい連鎖がどんどん広がっていくという画期的なビジネスモデルです。
消費税の見直しなどにより、消費自体が落ち込んでいる傾向にありますが、楽天ショップで販売されている商品は値引きされているのも利用者が多いポイント。
楽天は今後もさらにさまざまなビジネスを展開し、盛り上げを見せてくれるのではないででょうか。
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