人事コンサルタントとは

人事コンサルタントの種類

人事コンサルタントとは、企業の人事に携わる職業で、人事に関する課題や問題を分析し、解決方法を提案、実行を行う職業です。
「人事」とは言うものの、人事制度にのみ限定されてはいません。

その分野は多岐に渡り、種類も人事組織コンサルティング、採用コンサルティング、人材育成や研修、グローバル人事コンサルティングなどがあります。
人事組織コンサルティングは、クライアント企業の人材関連全般の問題解決をコンサルティングします。
例えば人事評価制度や組織改革業務を担うことが多く、経営戦略に沿った分析と人事の方針を決めて課題解決策を提案する業務が主なものです。

採用コンサルティングでは、企業の人材採用をフォローするコンサルティング業務を行います。
採用ターゲットの絞り込みから採用計画の提案、さらには実際に募集や選考代行をしたり、採用や入社までのサポートも行うケースも多いです。
人材育成・研修コンサルティングの場合は、企業が求める人材に社員育成、能力開発を行い、プログラムの提案から実行、個別指導などを行います。
新入社員に限らず、既存の社員研修、次世代リーダーの育成などのプログラムも用意します。

グローバル人事コンサルティングは、海外展開に必要となるグローバルに活躍できる人材育成、人事評価を行うコンサルティング業務です。
日本国内のみの仕事とは異なり、文化の違いや言語の違いに対応できるグローバルな人材は今後ますます欲しがる企業が増えることでしょう。
そういった企業向けの人材整理、育成プログラムなどを提案したり、多国籍な社員への企業理念への理解、国際間の移動のサポート、グローバル経営に対応できる経営者の育成支援を行うケースもあります。

人事コンサルタントはどれくらい稼げるの?

人事コンサルタントの平均年収は、おおよそ400万~500万円が目安となります。
人事コンサルタントは経験を活かせる職業なので、その実績の多さから平均年収は通常のコンサル業務に比べて高め設定です。
もちろん所属するコンサルタント会社によっても変わってきますので、外資系で採用された場合は初任給でも500万円を超えるケースもあります。

人事コンサルタントに必要な要素

人事コンサルタントには、業務経験と知識、スキルを持った即戦力となる人材が有利となります。
もちろん新卒採用の場合はそのポテンシャルを見ることもありますので、何かしらの戦略、IT戦略などの経験があると強みになるでしょう。
クライアントが望む希望や課題を分析する能力、そしてそれらを解決に導く最適な方法を提案できる人材であるとなおよいでしょう。
また、コンサルティング業務は日々インプット・アップデートが必要となるため、積極的に取り組むマインドもあると有利です。