戦略コンサルタントとは

幅広いコンサル業務を行う戦略コンサルタント

戦略コンサルタントという名前を聞いたことはありますか?
コンサルティング業務をいうことはわかっても、具体的な仕事が見えにくいかもしれません。

戦略コンサルタントとは、企業の経営陣が抱える問題解決のためにサポートを行う仕事です。
オペレーション業務改善やM&A戦略、新規事業の立案から実行までコンサルティングを提供、活躍する場も増えているため将来性がある職業と言えます。
大手企業のほとんどが、その事業活動の影で戦略コンサルタントが動いていると言われており、戦略コンサルタントの市場は拡大しています。

基本は問題点を洗い出し、解決までの道筋を仮説立てて提案をするため、チームを組んで行う業務です。
分析力や論理的思考に基づいてクライアントのニーズに応えます。

戦略コンサルタントの収入はどれくらい?

戦略コンサルタントと聞くと、高収入をイメージする方も多いでしょう。
戦略コンサルタントの気になる給与ですが、ファームや経験、年齢によって大きく異なります。
役職別の給与目安を紹介しますが、あくまで目安なので参考として考えてください。

まずコンサル経験の浅い3年以下の22~28歳ほどのアナリストの場合、給与は500万~800万円、賞与は固定給の2割程度が相場です。
25~35歳、6年以下のコンサルタントの場合なら、900万~1,300万円で同じく賞与は2割程度と考えられます。
コンサル年数2~10年、28~40歳くらいのマネージャーになると1,400万~2,000万円と跳ね上がり、賞与も固定給の3割とアップします。
7年以上、35歳以上のパートナーにもなると、給与は2,500万円以上となり、賞与も業績次第です。

戦略コンサルタントに求められるスキル

戦略コンサルタントに求められることは、経営における課題を洗い出し、解決に導いてクライアントの利益を高めることです。
経営経験があるからできる仕事でもなく、若くして経験がある人材もほぼいません。
つまり、コンサルティングファームはポテンシャルを見て採用・不採用を決めることになります。
どういったポテンシャルが必要かというと、問題解決を行うためにはまず仮説を立てなければいけないのですが、そのための論理的思考能力、また情報収集や戦略企画を実行するためのコミュニケーション能力も必要です。

能力ばかりではなく、体力や倫理観、そして何より強い責任感も必要となります。
絶対不可欠な資格はないため、MBAや会計士資格を持っていると自己PRとしてかなり強力な効力があるのではないでしょうか。
なお、転職をする場合にはやはり実務経験や実績があると有利となり、中途採用はポテンシャルに加え、それなりにキャリアが求められると考えてよいでしょう。