コンサルタントについて

コンサルタント

コンサルタントの選び方

自社の業務を改善させるためにコンサルタントをお願いするということは今や数多くの業種で行われています。

コンサルタントは専門企業として運営をしている大きなところがある一方で、過去の実績や独自の人脈を生かして個人で動く小さなところもあります。

どういったところに依頼をするかによってコンサルティングの方法も相当異なってきますので、まずは自社にとってどういった人が望ましいかということを考えて選ぶようにしましょう。

ちなみに現在コンサルタントとして仕事をされている人にもいくつか種類があり、もともとコンサルティング業務をしていた会社に就職をしたという人もいれば、過去に公認会計士や税理士として会社会計に多く携わってきた人、または中小企業診断士や行政書士のように法律面で会社経営者と多く接してきたという人もいます。

どの方面出身であるかということでまた得意なコンサルティング分野も変わってきますので、そのあたりも選ぶときに参考にしてもらいたい項目です。

大手のコンサルタント会社の場合には総合的にアドバイスをしてくれるというところもありますが、いきなり全てを丸投げするよりはまず自社のどこを変えたいかという問題点を考えてどの部分にアドバイスをしてもらいたいかということをまとめてみるとよいでしょう。

コンサルタントで一番に取り組みたいのが社内改革

会社経営やコンサルティングに全く関わりない仕事をされている人であっても、なんとなく利用をするお店やサービスの様子を見るだけで「なんかもうすぐ潰れそうだな」と思ってしまうことがあるでしょう。

経営状況がよくない企業やお店に共通しているのが、そこで働くスタッフに全体的に覇気がなくどこか諦観したような態度をとっているということがあります。

これは「業績が悪い」→「十分な給与や待遇が用意できない」→「スタッフのやる気が出ない」→「業績が悪化する」という悪循環スパイラルに入り込んでしまっていることが原因です。

もっとも業績がよい会社でも大抵1人や2人明らかにやる気のない社員やスタッフはいるものですが、社内全体の雰囲気が暗いというのは景気の良い会社では絶対に有り得ません。

社員やスタッフの雰囲気が暗いということはその内部の人事や業務内容に何らかの不具合があり、そこが
ネックになって業績を悪くしているということが考えられます。

コンサルティングにおいては会計の健全化や新しいサービスの提案といったものももちろん大切ですが、それ以上にそこで働く人たちの心を上向きにするための何らかのカンフル剤を提案していかないといけません。

人を大事にしないコンサルタントは注意

コンサルタントにも得意分野があると最初に説明をしましたが、どの畑出身であっても根本的に「人」を大事にしないコンサルティングを提案する人は注意をした方がよいでしょう。

以前には経営コンサルティングも行っていた税理士が自分の事務所のブログで「モンスター社員をうつ病に追い込む方法」といった内容のことを公開していたことで税理士資格を一発剥奪されるという事件がありました。

会社経営においては「ヒト」「モノ」「カネ」の3つを上手に動かせるようにしていくことが大切ですが、最初の「ヒト」を犠牲にさせて「モノ」と「カネ」ばかりを増やす方法では一時的に利益を上げることはできても結果的に長く営業を続けていくことはできないでしょう。

自分の身を切るつもりもなく他人に犠牲を強いることは一気に人望をなくし働くヒトの質を落としこむことになるため、その点十分注意してコンサルタントを選んでください。