展示会マーケティングの基礎知識

展示会には多くの顧客が訪れるため、マーケティングをする場としては非常に優れています。自社の商品を展示場に出品することをこれを展示会マーケティングといいますが、展示会マーケティングはブースを借りる費用が意外にかかるのです。展示会マーケティングにかけた費用に対して成果が上がらなければなりませんが、成果が上がらない企業も少なくありません。現代は展示用ブースにわざわざ広い場所を借りる必要は必ずしもなく、貸し会議室でも可能です。この記事では、展示会マーケティングの目的と、メリット・デメリット、貸し会議室の活用方法について解説してみました。展示会マーケティングを検討している企業の方の参考になると幸いです。

展示会マーケティングの目的

展示会マーケティングを成功させるには目的を知る必要があります。そこで、展示会マーケティングに必要なコツ3選を紹介いたします。

展示会マーケティングでは、直接顧客にサービスや商品を紹介できるため商談につながる「リード型」と顧客にサービスを紹介して商談を成立させる「商談直結型」があります。展示会場ではこの2種類の方法を用いて顧客にアプローチをしますが、リード客にアプローチするには、見込み客を事前に獲得する必要があります。「商談直結型」では直接顧客と話をすすめるため自社専用ブーススペースを用意する必要があります。
意外に思われるかもしれませんが、後者の「商談直結型」は会場を手配する費用がかかる割には、商談に直結する機会が少ないのが現実です。事前の顧客情報をセグメントした「リード型」の方が多くの見込み客の獲得を見込めるためブースにキャッチをいれるなど工夫をする必要があります。

展示会マーケティングの成功のコツその2は、企業ブランドの認知度を向上させるため、自社のブランディング、商品の認知度を高めなければなりません。そのため展示会場では自社ブースで商品ブランドのイメージを顧客に訴える必要があります。ブースのカラーや看板のデザインの一新や統一が重要になってくるのです。

展示会場では見込み客だけでなく、既に取引をしている顧客のエンゲージメントを高める方法もあります。そうすることで今使用しているサービスより上位のものを契約してもらえる可能性が高まるからです。

メリット・デメリット

展示会マーケティングは、ベンチャーや中小の企業が大手企業の担当者に自社サービスをPRしフィードバックをいただくことが可能になります。展示会場には商談を目的とした来場者も多く訪れているので、多くの見込み客と話せるメリットがあります。

その一方出店費用や告知用の宣伝費などに多くの費用をかけなければなりません。費用に見合った見込み客を獲得できればいいのですが、思ったより見込み客を獲得できない場合出店費用がムダになってしまいます。

貸し会議室の活用方法

展示会場の費用を抑えるために貸し会議室で展示会マーケティングを開くのも一つの手段です。貸し会議室は展示会に比べ自社の展示に合わせた広さの部屋を選べます。そのため費用を抑えることも可能となります。機材やレイアウトも自在に決められるので、展示会よりも自由度が高い貸し会議室を使って展示会を開くといいでしょう。