リファラㇽマーケティングとは?

リファラルマーケティングの特徴と活用するうえでのメリット

昔からある営業手法の一つに「リファラルマーケティング」というものがあります。
「リファラル(referral)」は直訳すると「紹介」ということになりますが、これは文字通り知り合いが紹介する形を取ることでより多くの人に製品やサービスを知ってもらうという方法のことを言います。

身近な例としては美容関連や通信関連のサービスでよくある「ご紹介キャンペーン」といったものがあります。
実際に私達がこれから何か新しいサービスを利用しようとする時、全く知らない人が発信する情報よりも、普段から自分がよく見知っている知人や家族から紹介を受けた方が安心感を持って使用をすることができます。

こうした方法は別名「口コミ」と言われることもあり、知人や家族だけでなくコミュニティ内においてその製品・サービスを実際に利用した人の意見を閲覧できる状態にすることにより、次の顧客を獲得しやすくするということが目的になっています。

言い換えればテレビCMや街頭広告のようなマスメディアを使った広告とは全く逆の発想となる、個人間という非常に小さな間での伝達がリファラルマーケティングの真髄ということです。

一つ一つのつながりはとても小さなものですが、それが横に横にとつながっていくことにより巨大なマスメディアにも劣らないほどの認知度を世間に与えることが可能となります。

そしてリファラルマーケティングのもう一つのメリットが、マスメディア広告のような膨大な広告費をかけなくても安価に確実に世間に製品・サービスの存在を知ってもらうことができるということです。

よく勘違いされているのがリファラルマーケティングがマルチ商法と同じではないかということです。
確かにマルチ商法やネットワークビジネスも個人間での勧誘が営業活動の中心になっていますが、リファラルマーケティングの場合には個人間で直接売買をするということは基本的に行いません。

あくまでもその製品やサービスを使用したという情報を伝えてもらうということに主眼が置かれていますので、これから導入をしたいと考える企業はそのあたり十分に注意をしておいた方がよいでしょう。

実際の採用事例と成功例

リファラルマーケティングを効果的にビジネスに使用した事例がスターバックスコーヒーです。
スターバックスコーヒーといえば年代を問わず大人気のコーヒーチェーンですが、「Send you thanks」というキャンペーン活動を行ったことがありました。

これは購入したスタバのドリンクをハッシュタグ付きでSNSに発信することによりドリンクチケットを受け取ることができるとした方法です。

これによりSNSに数多くのスタバの商品が登場することになり、一気に利用者が増えたという成功事例となりました。